061065 ランダム
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すがまるの小屋

「慟哭」


「慟哭」


時がたっても

時がたてばたつほど

どんどんつらくなっていくような気がする


悲しみは波のようにやってきて

時に私は 押し流されてしまいそうになる

次の波で もう流されてしまうんだろうか

このままどんどん弱って もう戻ってこれなくなってしまうんだろうか

悲しみの 波に呑まれて


どこに行っても 何をしていても

あなたのこと あなたのことばかり

好きだったもの 嫌いだったこと よく歌ってた歌

そんなこと みんな忘れてしまえばいいのに

私が覚えていたってなんにもならない

どうにも出来ない

今だって あなたのためにって

もう 迷惑でしかないのに


私は あなたを失ったら生きていけないんだった
あなたと一緒にいる時から それはわかってた
あなたもそれは 知ってたよね

ほんとにそうだよ
今の私は生きてるって言えない
あなたを失った今 私はこんなザマだよ
どうしようもないよ 惨めで みっともなくて
今の私は何ひとつ まともじゃないよ


あなただって同じこと言ったじゃない

私がいなくなったら自分がどうなるかわからないって
私がいなくなったら死ぬからって

あなただってそう言ったじゃない

嘘つき 嘘つき

どうせなら

もう一回だけ 嘘ついてよ

私のこと 好きだったって

もう一回だけでいいから

私が 必要だったって

最後に嘘ついてよ

私はきっと

それで救われるから

あなたしか あなたしかいないんだよ

お願いだから 私をこの地獄から出してよ


どんなに叫んだって あなたには届かない
どんなことも もうあなたには望めない

会いたい 会いたい 会いたい

何百回何千回何万回願っても


それでも 私は 願い続ける きっと

悲しみの波に呑まれて 溺れ死ぬまで

あなたを求め続ける きっと。




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